

なぜ、真夏でもない4月にこれほど警鐘を鳴らすのか。それには科学的な理由があります。紫外線には大きく分けて「UV-B」と「UV-A」の2種類があります。
UV-B(レジャー紫外線): 肌を赤く腫れさせたり、サンバーン(日焼け)を引き起こす光。これは5月頃から急増します。
UV-A(生活紫外線): 波長が長く、肌の奥深く「真皮層」まで届き、コラーゲンやエラスチンをじわじわと破壊する光。
問題は、このUV-Aです。UV-Aは4月の時点で、すでに真夏のピーク時の約80%以上に達しています。しかも、恐ろしいことにUV-Aは雲も窓ガラスも突き抜けます。「今日は曇りだから」「家の中にいるから」という言い訳は、UV-Aには通用しません。
さらに、春特有の「斜めからの日差し」にも注意が必要です。真夏よりも太陽の高度が低いため、顔全体に光が当たりやすく、特に頬の高い位置や鼻筋など、立体的な部分が「うっかり日焼け」の犠牲になります。この時期にコラーゲンが壊されると、肌の弾力が失われ、数年後の「たるみ」や「深いシワ」へと直結します。4月のプレ・夏ケアとは、いわば肌のインフラが破壊されるのを未然に防ぐ「防衛戦」なのです。























