泡洗顔のメリットと適している洗顔泡の見極め方

たっぷりの泡で「泡洗顔」することの大切さは多くの方が認識していると思います。

中には”泡洗顔は良くない派”の方もいらっしゃいますが、その多くは、泡立つ=界面活性剤がたくさん入っていて肌に悪い、という理由からです。

この「界面活性剤=肌によくない」というのは正しいのでしょうか?

それは、私たち石鹸メーカーから見ても「ほぼ正しい」と言えます。

ただし、界面活性剤自体は肌に良くない成分ですが、界面活性剤を使うことで得られるメリットのほうが遥かに大きい為、様々な技術が進歩した今日でも、クレンジングや洗顔料には界面活性剤が処方されているというのが事実です。

そのメリットは簡単に言うと「汚れを落とし切って肌を清潔にできる」こと。

「界面活性剤を使わない=汚れを落とし切れない」に比べて、汚れを落とし切って肌を清潔に戻すことのほうがスキンケアにとって絶対に良いことだと言い切れます。

そして正しい泡洗顔には他にもたくさんの効果があります。

肌への摩擦を少なくできること。

界面活性剤の肌への刺激を和らげることが出来ること。

毛穴や細かいキメの中に入り込んで汚れも落としやすいこと。

すすぎやすいこと。

少し考えるだけでもこれだけのメリットがあります。

今回はそんな泡洗顔について「どんな泡で洗顔すると良いのか」を、私たち製造メーカーが見極めているポイントを交えてお話をさせていただきます。

良い洗顔泡かどうかはここをチェック

自立する洗顔泡自立する洗顔泡

□ 泡洗顔に大切なのは、泡が重くてコシがあるかどうか

正しい泡洗顔が出来る泡は、泡の密度がとても高く、肌に吸い付く感覚が生まれるような泡です。

見栄えの良いフワフワ泡ではなく、気泡が小さく重みのあるもちもち泡。

冒頭の写真のように、生クリームのように字が書けてしまうくらいのクリーム感が欲しいです(あれは実際の生せっけんの泡で書いてみました)。

上の写真ですが、泡の輪郭がかなりくっきりしていて、泡の左下に空間があります。

多少バランスが悪くても、泡がしっかり支え合うことで空間を保っています。

これがフワフワ泡だとスライムみたいにペタっと下が潰れてしまいます。

このくらい自立する泡だと良いですね。

ちなみに泡に角(ツノ)を作るのはフワフワ泡でも簡単にできるので基準にしないほうが良いです。

そして最も注目なのが次の写真。

色んな洗顔フォームの泡の写真を私たちも見る機会がありますが、この部分を見れば泡洗顔におすすめの泡かわかる!という企業秘密のポイントです。

キメの細かい泡キメの細かい泡

□ キワの泡密度はごまかせない

私たちが泡質を見極める際に見る部分・・・。

それは「キワに出来た気泡の大きさ」です。

この写真は木の板に乗ってますが、よく見るのは手に泡を乗せた写真ですね。

こうしたキワに出来る気泡が細かいほど、濃密で重さのある泡が作れる洗顔料と言って良いと思います。

この写真はかなり泡に寄って撮りましたが、いかがですか?

しかも泡を作ってから3分以上経ってる状態です。

ちなみに、上のほうの気泡は小さいもので約0.1mm

大人の毛穴の大きさは、平均で約0.2mmと言われています。

本当の泡洗顔の良さは、こうした泡でこそ実感できるものです。

生クリームのような泡生クリームのような泡

□ この泡の中に汚れを吸着するホワイトクレイとベントナイトが配合

今度は先ほどの泡を手に取って薄く伸ばしてみました。この時、泡立てから5分が経過してます。

私たちがおすすめしている洗顔時間は20~30秒ですので、「5分洗い続けても大丈夫!」と言いたいわけではないことをご理解ください。

そんな状況ではございますが、内側はまだ全く泡が潰れていません。

キメが細かすぎて気泡が見えないくらいです(少しピントが合ってないのはご容赦ください)。

まさに生クリームレベル。

この中に天然泥であるホワイトクレイとベントナイトが溶け込み、汚れや古い角質を吸着したくてウズウズと待ち構えています。

こうした泡で洗顔することのメリット(摩擦レスだけではない!)も少しだけご説明してまいりますね。

□ 泡が濃密なだけで、洗顔のメカニズムは大きく変わる

気泡が細かいと、泡同士が密着して全体に弾力が生まれます。

この泡の弾力が、泡洗顔のメリットとして一番知られている「肌に摩擦を与えない」に繋がるわけです。

ただ、泡洗顔のメリットはそれだけではありません。

肌を洗浄するメカニズム自体が、ゆるい泡(気泡が大きい泡)とは少し違うのです。

それによって、肌に負担になる作用(界面活性作用)を優しくコントロールすることができています。

特に乾燥肌や敏感肌、ニキビが出来やすい方は知っておいていただきたい知識です。

 

洗顔料は「界面活性作用」という水と油を馴染ませるもので、肌の油汚れを洗い流していきます。

油汚れを酸化する前に毎日洗い流すことは肌にとってとても大きなメリットなのですが、界面活性剤で皮脂や潤い成分まで洗い流してしまうのが怖い、という方は一定数いらっしゃいます。

そんな方にこそ泡洗顔はおすすめです。

通常、洗顔泡の中で界面活性作用が最も強いのは、泡と泡の間にある水相と言われる箇所。

もちろん泡自体にも界面活性剤が含まれていますが、実はそれよりも界面活性作用が強いのが泡ではない液体部分なのです

泡の密度が高い濃密泡は、この液体が皮膚に向かって大量に流れ出るのを抑制してくれます。

言葉では少しわかりにくいので、簡単なイメージ図を作ってみました。

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密着した気泡が洗浄力の強い液体部分を閉じ込め、液体を少しずつ肌へ供給していきます。

大きい泡だと液体部分を閉じ込める力が弱いため、強い界面活性作用が肌の上へと一気に広がっていってしまうので、この違いは大きいです。

更に密度の高い気泡は、泡と泡の間に油汚れを巻き込んでいく作用があり、分解した油汚れを洗顔泡の中央へ向けて閉じ込めていってくれるのです。

泡の密度が高ければ、界面活性作用を過度に肌へ届けずに油汚れをしっかり洗い流す、皆様が思う「優しい洗顔」の効果が、泡を乗せているだけでも身近に感じられると思います。

□ 大人ニキビや敏感肌にもおすすめの生せっけん

ルアンルアンの 生せっけん/ハーバルフレッシュソープは、実際に泡を手に取っていただければ驚いていただける自信があります。

大人ニキビや敏感肌もさっぱり洗い上げながら保湿を疎かにしない、生クリームのような濃密泡。

ただ実際に使わないと本当かどうかわからないのが当然。

なので今回写真で伝えられるように頑張ってみました。

伝わりましたでしょうか?

この泡は泡切れに関してもご好評いただいています。

ただそれだけは写真では難しかったので、近いうちに動画にしてお届けできればと思っています。

 

洗顔で最も大切なのは「しっかり汚れを落とすこと」です。そしてそれをいかに優しく、素早くできるかが大事。

1日2回で年間730回。、5年なら3650回も洗顔してることになるんですから、その質には是非こだわってください。

 

色んな場面で泡の映像を見たり、実際に手に取ったりされると思いますが、その際はこんなところに着目して見ると、強い界面活性作用で洗い流そうとしている洗顔料なのか、細かい泡で吸着することで優しく落とそうとしているものなのかまでわかるかな、と思います。

 

是非参考にしていただければ幸いです。

本物の泡洗顔のために作った”生せっけん”

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生せっけん スティック オリジナル

ルアンルアンを代表するエイジングケア、乾燥肌用の生せっけん。

 

伸びるようにして肌に吸着する濃密な泡が毛穴の中まで入り込み、汚れを吸い上げてゆく初めての感覚。

 

2種類のクレイ(ホワイトクレイ、ベントナイト)と、石鹸が液体になる寸前まで配合した美容液成分が「落とす」と「守る」を同時に叶える、泡洗顔専用の無添加洗顔石鹸です。

 

→生せっけん


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