生せっけんは年齢やお肌の状態に関わらず「一生使える」を目指した石鹸です。
また「どう対処するか」よりも、肌質の部分から「どう変えていくか(育てていくか)」を考えたスキンケアをお届けするのをブランドの務めとしています。
その為に大切にしているのは肌力を弱めたり邪魔したりする刺激物を出来る限り少なくすること。
だからこそ不純物が無い状態をコントロールでき、いつも安心してもらえるように安定した品質の石鹸を作り出せる中和法を選んだのが理由の1つです。
もちろん鹸化法を否定するわけでもありません。不純物を取り除く塩析を行えば純度の高い石鹸が作れますし、自然に敬意を払っている素晴らしい製法だと思っています。
ただ鹸化法を絶対としている方からは「中和法って大量生産で安い石鹸を作る時に使う製法でしょ」なんて言われてしまいますけどね(笑) ※生せっけんは中和法でも厳選した素材と手間をかけているので、全て国内で作ると販売価格が1万円以上になってしまうくらい高品質の石鹸です。
そして刺激物のコントロールと並び、大切にしているのは保湿。でも中和法ではグリセリンが含まれないので保湿感は得られないのでは? でも生せっけんの洗いあがりは突っ張りにくいし・・・なぜ???
その秘密の1つは脂肪酸の選び方にあります。脂肪酸はもちろん植物から採ったものを使っていますが、その中でもステアリン酸をリッチに使っているのです。
ステアリン酸の特徴は肌の表面にある皮脂の主成分・スクワレンを洗うのが得意で、肌の内側で保湿を担っている細胞間脂質(コレステロール)を洗うのが苦手だということ。
この配合が洗いあがりがサラっとするのに、内側がもっちりする生せっけん独特の使用感に繋がっています。
ここまで製法をバラしても、きっと真似できない秘密は他にもたくさんございます。