

私たちの皮膚は、表面にある「表皮」と、その下にある「真皮」、さらにその下の「皮下組織」から成り立っています。
今回は その中から、私たちが毎日の洗顔で触れている表皮と、その下で表皮を支えている真皮に目を向けます。
表皮はさらに、働きの異なる4つの層に分かれています。

それぞれがどのような働きをしているのか。表皮をつくる4つの層と、その下にある真皮を、5人の仲間に見立ててご紹介しますね。

私は表皮のいちばん外側。肌の水分を保ち、外からの刺激を受けにくくする働きに関わっています。

私は角質層のひとつ手前。細胞が形や働きを変えながら、肌を守る角質層になるための準備を整えています。

私は基底層のひとつ上。基底層で生まれた細胞たちが、互いにつながりながら、形や働きを変えていく場所です。

私は表皮のいちばん下。新しい表皮の細胞が生まれ、少しずつ上の層へ移っていく出発点です。
そして、表皮の下にいるのが真皮です。

私は表皮の下から、4人を支える役。肌の強さや弾力を支え、表皮に必要な栄養や酸素を届けることにも関わっています。
5人のうち、表皮をつくる4つの層(基底層・有棘層・顆粒層・角質層)は、それぞれ別々に働いているわけではありません。
基底層で生まれた細胞は、有棘層で細胞同士がつながりながら形や働きを変え、顆粒層で角質層になるための準備を整えます。
その後、平たくなった角質細胞として肌のいちばん外側を覆い、やがて表面から少しずつはがれ落ちていきます。
このように、表皮の細胞が生まれてから形や働きを変え、最後にはがれ落ちるまでの一連の流れを “ターンオーバー” と呼びます。
その流れのいちばん外側にある角質層は、私たちが毎日直接見て、触れている場所です。化粧品の成分が「浸透する」と表現できる範囲も、基本的にはこの角質層までです。
毎日の洗顔も、この角質層に直接触れる行為です。
そう考えると、私は、角質層がどのような仕組みで肌を守っているのか、もっと詳しく知りたくなりました。



























