□ 洗顔方法で絶対NGなこと
まずどんな肌質の方にも、これだけは守って欲しい洗顔方法のNG項目です。
- 熱いお湯を使わない
- 手がかじかむような冷水も使わない
- 肌を直接こすったり、叩いたりしない
- 長時間、泡を顔に乗せておかない
この4つはどんな石鹸・洗顔料でも駄目です。共通するのは「肌に刺激を与えている」ということ。日常生活の中で自然と刺激を受けるのは仕方ないことですが、あえて自ら、それも肌が無防備になる洗顔中に刺激を与えるのは絶対にやめましょう。
皆様、毎日どうやって洗顔していらっしゃいますか?
基本的にお肌は変化するものです。
ターンオーバーがあるのはもちろん、特に日本には四季がありますので、その気温や湿度、紫外線量などによって肌は大きな影響を受け、変化を続けていきます。
それを安定させる為にも洗顔に対する工夫はとても大切です。
「しっかりリセットする」「リセットし過ぎない」のバランスを肌の状態を見ながら調整できれば、外的要因に関わらず、よりお肌の安定に近づいていくでしょう。
そこで今回は生せっけんを使った正しい洗顔方法の基準をお伝えしようと思います。
その基準に対して足したり引いたりすることで、今の肌状態にあった洗顔方法を皆様も考えてみてください。
まずどんな肌質の方にも、これだけは守って欲しい洗顔方法のNG項目です。
この4つはどんな石鹸・洗顔料でも駄目です。共通するのは「肌に刺激を与えている」ということ。日常生活の中で自然と刺激を受けるのは仕方ないことですが、あえて自ら、それも肌が無防備になる洗顔中に刺激を与えるのは絶対にやめましょう。
① 手を洗います
できればハンドソープを使います。手の汚れと油分を取り除くと泡立ちが良くなるほか、顔にいらない菌などが移る心配もありません。
② 顔を水で素洗いします
1~2回、顔に水をかけるだけで良いです。洗顔の泡に混ざって肌を傷つける恐れのある大きな粒子(PM2.5など)を取り除くのが目的です。濡れた顔は一度タオルで押さえて水分を吸い取ってください。
③ 石鹸を泡立てます。
使うのは水かぬるま湯。水温は30度前後が理想です。室内プールの水温をイメージしてください。ここでどれだけ弾力のあるきめ細かい泡をたくさん作れるかが肌を守る為にとても大切です。
④ 皮膚が厚い箇所から泡を乗せます
おでこから輪郭に沿って泡を置き、中央へ向かって伸ばしていきます。目の周りは特に皮膚が薄く刺激に弱い部分なので、そっと泡を乗せるように優しく優しく。。。
ここでギュっと目を瞑ってしまうと、出来たシワを伝って眼球へ泡が入ってしまうので、顔全体をリラックスさせてくださいね。
⑤ 円を描くように泡を転がす
円を描くのもゆ~っくりで良いです。できれば泡をバウンドさせながら円を描くと効果的。
ちゃんとした洗顔泡とそうでない泡の違いはここで表れます。弾力や密度があればあるほど肌を傷つけず、毛穴の奥まで吸着していきます。④+⑤の時間は30秒が基準です。
⑥ 30度前後の水で約30回すすぎます
ここは特に氷水・熱湯がNGの工程。「泡を肌に残さない」「皮脂や細胞間脂質は洗い流しすぎない」このバランスを思い浮かべてください。
生せっけんの場合は少なくても30回。これを基準としています。水をすくった手が肌に当たらないよう、顔に水を振り掛けるようにすすいでいきます。お風呂場で洗顔している場合、シャワーを直接顔にかけてすすぐのはNGです。
⑦ タオルを押し当てて水気を取ります
ここまで丁寧に洗顔をした方でしたら、最後豪快にゴシゴシする方はいないと思います。顔にタオルを押し当てるように水気を取ってください。
できればナイロンが含まれる硬いタオルよりも、コットンで吸水性や肌触りを考えられた洗顔タオルをおすすめします。
いかがでしたでしょうか。ここまでやるの!? ですよね。私も毎日これ全部はやっておりません。
この基準は「お肌が正常でなくなった時」に生せっけんでどう洗顔するべきかを表したものです。なので肌がトラブルを抱えてきたらこの工程に立ち返り、足し引きをします。
例えば朝洗顔は泡を乗せる時間を10秒に変更したりもいたします。(朝は酸化した皮脂と表面に残ったナイトクリームを落とす為にも必ず生せっけんを使うようにしています)
毎日のことだからこそ、その積み重ねが数年経ったときに大きな違いとなって返ってくるのが洗顔です。
ぜひ皆様も自分の中の「洗顔方法の基準」を作って、肌と会話しながら毎日の洗顔を楽しんでくださいね。
2024.11.19メディア掲載