肌が乾燥する原因は様々ですが、共通しているのは「角質層が乱れている(崩れている)」ということ。
角質層は細胞がレンガのように整然と積み重なることで、肌内部に水分を抱え込んだり、外部の刺激から真皮を守ってくれたりしています。
このレンガのような状態が何らかの原因で崩れ、不規則な隙間が空いてしまうことで肌は乾燥し、それが更に進行すると敏感肌に傾いてしまうのです。
特に気温と湿度が低い秋冬は角質層のバリア機能が失われやすく、肌の乾燥に悩む方が多くなります。
肌が乾燥すればするほど、毛穴が目立ってきた気がする…。思い当たる節はありませんか?
その原因の発端が「角質層にある細胞の乱れ」だと考えたことはありますでしょうか。
化粧水をバシャバシャとたくさん使ったり、角栓を除去するアイテムを使ったりしてもすぐ元に戻ってしまう。
そんな方は、根気強く「洗顔工程」から見直していくことがとても大切です。
肌が乾燥する原因は様々ですが、共通しているのは「角質層が乱れている(崩れている)」ということ。
角質層は細胞がレンガのように整然と積み重なることで、肌内部に水分を抱え込んだり、外部の刺激から真皮を守ってくれたりしています。
このレンガのような状態が何らかの原因で崩れ、不規則な隙間が空いてしまうことで肌は乾燥し、それが更に進行すると敏感肌に傾いてしまうのです。
特に気温と湿度が低い秋冬は角質層のバリア機能が失われやすく、肌の乾燥に悩む方が多くなります。
肌が乾燥すると「キメ」と「ハリ」が徐々に失われていきます。特にこのハリ不足が乾燥毛穴を目立たせる大きな原因です。
ハリのある状態というのは、肌がふっくらしている状態です。このふっくらを作っている大きな要素が「肌内部の潤い」。
毛穴は普段、このハリ(潤い)によって支えられています。毛穴周りの肌にハリがあることで、おしくらまんじゅうのような状態になってるのをイメージしてみてください。
ハリが失われることで、その圧力が無くなっていったらどうなるでしょうか?
引き締められていた毛穴は広がり、たるんでいきます。
これが肌の乾燥と毛穴の関係性です。
更にやっかいなのは、広がった毛穴には汚れが入り込みやすくなるということ。
そう、いちご鼻に代表される「角栓」です。
この角栓は、同じ乾燥肌でも、できやすい方とそうでない方がいらっしゃいますので、続けて少しだけ説明してまいります。
乾燥肌は常に毛穴汚れのリスクにさらされている状態ですが、その中でもこちらの2つの乾燥肌の方は気を付けてください。
「インナードライ肌」は、肌の水分不足の反動で、潤いを外に逃がさないように過剰に皮脂を分泌し、バリアを張ろうとしている状態。
見た目は乾燥してないように見えますが、内側は乾燥してハリを失い、毛穴は広がりやすくなっています。
その広がった毛穴に、過剰な皮脂が流れ込んでしまうのです。
角栓の正体は「皮脂と角質が混ざり合ったもの」ですから、インナードライ肌のように毛穴が広がっていて皮脂が多い肌状態の場合、かなり角栓リスクが高いことを知っておいてください。
2つ目の「ターンオーバーが早い肌」の場合は、皮脂よりも角質がトラブルの元になってきます。
ターンオーバー(新陳代謝)の周期は年齢によって違いますが、おおよそ1~3か月かけて行われます。
これが生活習慣や角質ケアのやり過ぎなどで「2~3週間」という早いペースになってしまうことがあるのです。
そのような肌は角質層の細胞が未熟で、水分を保持する機能が弱まっており、肌はほぼ間違いなく乾燥に傾いてしまってます。
肌表面の角質も、まだ剥がれ落ちる段階ではないのに剥がれてしまい、強く擦ればポロポロと落ちてきてしまうなんてことも。
そんな正常な範囲を超えて毎日剥がれてしまう角質が、広がった毛穴に詰まってゆき、皮脂と混ざり合って角栓へと育ってしまうのです。
過剰な皮脂が原因なのか、過剰な角質が原因なのか。
角栓が出来てしまう原因は肌によって変わりますが、根本的な原因である肌の乾燥を改善し、ハリを取り戻すことが大切です。
まず最初に知っておいていただきたいのが、乾燥=角質層が乱れている、なので肌がとても刺激に敏感な状態になっているということです。
ということは、「絶対に刺激を与えない。摩擦なんてもってのほか」。
乾燥肌による毛穴の悪目立ちに、原因からしっかりと向き合い、取り組む気持ちがある方はここからスタートすることを強くおすすめします。
ルアンルアンでは、肌に負担の大きいクレンジングは長時間肌に触れさせるべきではない、という考えから「短時間クレンジング+石鹸洗顔」のW洗顔を推奨していますので、クレンジングと洗顔それぞれのケア方法をご説明していきます。
オイルやクリームなど色んな種類があるクレンジングですが、おすすめはミルククレンジングです。
なぜなら、肌の上で伸ばす時に、摩擦や刺激などの負担がかかりにくい構造のものが多いから。
もしミルクタイプが苦手な方は、ジェルタイプも負担が小さいのでそちらを使っても良いです。
しっかりとアイメイクする方は、ポイントリムーバーなどを使って、目元とそれ以外の部分を切り分けてケアする意識が大切。
成分や洗浄力ももちろん気にしたいところですが、まずはいかに肌に負担をかけないか=どうクレンジングするか、を気にしてみてください。
これらはすべてNGです。
手のひらに出したクレンジングを少し温め、柔らかな状態にしたらそっと顔に広げていきます。
円を描くように伸ばしていきますが、手が肌に触れるか触れないかくらいのソフトタッチでゆっくり伸ばしてください。
クレンジングはグルグルと押し付ければメイクがごっそり取れる、というものではありません。
必要な箇所に薄く伸ばして馴染ませるだけでしっかり洗浄力は作用します。
できれば30秒以内に終わらせます。やりすぎて必要な角質や皮脂まで取り過ぎないように気を付けてください。
クレンジング使用後の肌にツッパリ感ではなく、ふっくら感がある状態が1つの目安です。
頑張らなくても濃密な泡ができる洗顔料を選びます。できれば洗顔フォームよりも石鹸がベストです。
泡が濃密な洗顔料は、それ自体が洗浄力と比例するばかりでなく、肌への摩擦を限りなく小さくしてくれます。
洗顔は毎日のことなので、出来るだけ頑張らずに楽できる濃密泡石鹸がおすすめです。
また、乾燥敏感肌の方は、酵素洗顔やピーリング系洗顔料は使わないでください。
洗顔料を決めたらいよいよ洗顔です。洗顔する時は以下の3点に注意してください。
泡を乗せている時間は、健康な肌でも60秒までです。乾燥肌になっている方は、30~40秒を目安にしてください。
事前にクレンジングを行っていて、朝も洗顔料でちゃんと洗顔している方は、1回15秒程度でも大丈夫です。
今、あなたに大切なのは「角質層が整うまで、刺激を与えず清潔な状態を保つ」ことです。
肌が普段より敏感になってますので、そんな時は洗顔時間もしっかり短く調整していきます。
そして水温は30度以下に。冷水にする必要は全くありませんが、普段よりも水温は下げてください。
最後に、すすぎの回数です。
摩擦や刺激を与えられないので、ゴシゴシと手でぬぐうようにしてすすぐのは厳禁。
感覚的には「バシャバシャ」ではなく「ぱしゃ」と優しく水をかける感じ。
そっと優しく顔に水をかける動作を、泡が落ち切るまで何回も何回も繰り返していきます。
個人的な感覚だとすすぎ切るまで30回~40回は必要です。
ここが一番面倒ですが、ものすごく大切な工程です。
すすぎ方の違い1つで数か月後の肌状態はかなり変わりますので、どうか信じてお試しください。
ターンオーバーで徐々に肌が整うまで時間がかかりますが、じっくりと腰を据えて取り組んでいただきたい洗顔方法です。
保湿“だけ”を目的とするなら化粧水は必要ない、というのがルアンルアンの考え方です。
角質層の水分保持機能が弱くなっている肌に、溢れるほどの水分を外から与えてもその効果は一時的なものです。
すでに洗顔時に水分が肌(角質層)に浸透していますので、さらに化粧水で過剰に与えても、その効果は果たして…。
ブースターだと割り切って使うのはアリかもしれませんが、化粧水に1日の保湿効果を期待するというのは私たちの考えにありません。
それよりも肌を守る「皮脂バリア」を素早く追加してあげてください。
私たちはバランスを考え、オールインワンの美容乳液をお届けしていますが、クリームなどでもOKです。
外からの刺激をダイレクトに受けて、角質が剥がれ落ちてしまわないようにします。
この角質が剥がれ過ぎる状態を防ぐことが、乾燥肌から抜け出すには大切なのです。
もう一度言いますが、今、あなたに大切なのは「角質層が整うまで、刺激を与えず清潔な状態を保つ」ことです。
あせらず、あきらめず、じっくりと取り組んでまいりましょう。
ルアンルアンはそうした真摯に肌に取り組む方をお手伝いしてまいります。
ルアンルアンで最も人気が高い白い生せっけん。
伸びるようにして肌に吸着する濃密な泡が毛穴の中まで入り込み、汚れを吸い上げてゆく初めての感覚。
2種類のクレイと、石鹸が液体になる寸前まで配合した美容液成分が「落とす」と「守る」を同時に叶える、肌への優しさを大切にした自然由来の洗顔石鹸です。
2024.11.19メディア掲載