マスクで起きる乾燥・粉吹き。対策には洗顔時の泡がポイント!

嬉しくないことに、マスク生活にもだいぶ慣れてきてしまいました。

外の新鮮な空気をいっぱいに吸いながら散歩できる日が来るまで、きっとあと少しの我慢です!

さて、そんな新しい生活様式の中、「最近顔の肌トラブルが多くなった」「急に肌の乾燥を感じるようになった」いうご相談が多くなってきています。

実はこれはマスク生活による湿度とバリア機能の変化がとても大きく関係しています。

今回はそんなマスク生活で急増している、口元が乾燥する理由とその場合の洗顔方法について説明してまいります。

「マスク生活だから仕方ない…」と諦めてしまうのではなく、理由と対処方法を知ることで肌の元気を取り戻すことは可能ですので、ぜひお読みください。

乾燥の原因は主に3つ

原因① 吐く息がバリア機能を壊す

ずっとマスクをつけたまま生活していると、夏は熱気で息苦しく感じますよね。

逆に冬の寒さをしのぐには、暖かくてありがたい存在だったりします。

しかし、気を付けないといけないのがその先に待っている乾燥です。

マスクの中は温度と湿度が高くなるので肌も潤っているように感じてしまいますが、実は保湿に大きく関わるバリア機能がマスクの中で徐々に破壊されていることがあるんです。

 

そもそもバリア機能とは、紫外線などの外部刺激を受けないように肌を守り、肌内部にある潤いをしっかり保つための機能。

この機能を担ってくれているのが、肌の一番上に薄くはっている「皮脂膜」

そして、皮脂膜の下にある何層にも重なった「角質層」です。

 

保湿の為に大切な2つのバリア機能ですが、マスク内の高温多湿状態で、まず角質層が影響を受けていきます。

水分を吸収する角質層は、マスク内で発生した蒸気も吸収することで過度に潤ってしまい、どんどんふやけた状態へと変化していきます。

長風呂をしたときに、指先がフニャフニャになりますよね。

さすがに顔の肌はあんな状態にはなりませんが、あのような感じでふやけていくと思ってくださいね。

このようにフニャフニャになった角質層は、水分をホールドできなくなることで、抱えきれなくなった水分をどんどん手放してしいってしまいます。

早くもここで角質層の乾燥が始まるのです。

 

さらにこの角質層からの水分の放出によって、皮脂膜が影響を受けます。

油と汗がちょうど良いバランスで混ざり合い作られた皮脂膜ですが、角質層の水分がまざることでバランスを崩し、膜としての機能を失っていきます。

外からの刺激も受けやすく水分を閉じ込められなくなった結果、バリア機能は低下。

最も体感しやすい肌の表面部分(角質層)が乾燥しやすい肌質に変わっていってしまうのです。

マスク内の呼気が、こんなにも肌の変化をもたらすんですね。

原因② 冬の乾燥した空気が肌の水分を奪う

バリア機能が低下した肌は、とても無防備な状態。

そこに襲い掛かってくるのが、マスクを外した時に起こる温度と湿度の急激な差です。

暑くジメっとした状態の中で過ごしていた肌が、急に冬の寒くてカサカサな外気に触れた時。

肌の表面についていた水分が一気に蒸発し始めます。

その時に、ふやけた角質層の中にあった水分も一緒に連れていってしまうため、肌の水分量はみるみる減少していきます。

これが、マスクを外したときに感じる乾燥の正体です。

余談ですが、肌の水分が蒸発すると気化熱で体温が下がり、血のめぐりが滞り、血流による肌への水分補給自体も減退してしまうという側面もあります。

特に寒い日は顕著に表れやすいので、温かい飲み物をこまめに飲んで、体内から肌へ水分を補給してあげてくださいね。

原因③ 乾燥が進んだ肌にトドメの布摩擦

肌が乾燥したときに一番大切なことは何か、ご存知ですか?

保湿? それももちろん正解ですが、一番最初に気を付けるべきこと・・・

 

それは、刺激を与えないことです。

 

乾燥した肌は、少しの刺激でも負担を感じるほどに敏感になっています。

肌が負担を感じると、防御反応でメラニンを発生させたりシワを引き起こしたりと良いことがありません。

ただ、そうだとわかっていても、避けられないのがマスク生活による布の肌摩擦。

乾燥で刺激に弱くなっている肌は、ちょっとした会話の動きや、飲食をするときの付け外しだけでも摩擦を感知し、肌状態は悪化します。

油分も水分も足りなくなった肌は、どうにかして肌を守ろうと皮脂を過剰に分泌することもあります(インナードライ肌)

このようにして肌のバランスがどんどん崩れていった結果、ターンオーバー(新陳代謝)が乱れ、乾燥だけでなく粉吹き肌など他の肌トラブルにも繋がる悪循環に陥ってしまうのです。

これだけ肌にとって良いことが無いマスク生活。

乾燥が気になってくると、「保湿しなきゃ!」と思ってしまいますよね。

つい焦って頑張りたくなる気持ちはわかりますが、保湿“だけ”頑張ることはおすすめしません。

なぜなら、マスクが原因で乾燥してしまった肌は、水分を抱え込むことができない状態にあるから。

根本的な解決にはならないんです。

大切なのはこまめに保湿しながら、バリア機能を回復させ、水分を閉じ込める力をつけさせること。

肌が本来の力を発揮できるように整えながら、潤いを与えてあげる事が肌をイキイキさせるコツです。

マスク乾燥を起こした時の洗顔は「泡洗顔」

ポイント① 弱った角質をこするのは絶対NG

マスク生活による乾燥で肌トラブルが多くなっている今、ルアンルアンが絶対おすすめするのが・・・

 

濃密泡で洗う摩擦レス洗顔。

 

とにかく刺激から肌を遠ざけることが解決への一歩目。

特に洗顔はメイクなども全て落とし、肌が最も無防備になる瞬間ですので、ここで刺激を遠ざけるのは本当に大切なんです。

その為の泡洗顔に、どのくらいの泡の濃密さが必要なのか?

これはしっかり泡立てた生クリームを想像してみてください。

泡にコシや粘りがあって、形が崩れにくい泡です。

そのくらいしっかりと泡立てることが、摩擦レス洗顔でとっても大切。

そうした泡は、気泡が見えないくらいキメが細かく、そしてずっしりと重みがあります。

そんな泡を作り上げるためには、まず絶対に泡立てネットを使いましょう!

手で泡立てられるものも多くありますが、残念ながら生クリームのような泡を作り上げるのはとっても難しいです。

ふわふわな泡なら手でも作れるんですが、それではダメ。

生せっけんとネットなら短かい時間でクリーム泡を作れますよ。

 

そして短時間でしっかりとした濃密泡を作り上げた後は、摩擦レス洗顔本番です。

ポイントは、泡を毛穴一つ一つに押し込むように肌に押し付けること。

軽い泡だと押し付けた時に泡がペチャンと潰れてしまいますが、濃密な泡であれば、押し付けても肌に手はが届かないくらい反発力を感じるはずです。

 

洗顔というとつい手をくるくる回してしまいたくなりますが、そこはグッと我慢。

大切なのは、濃密な泡が作れる洗顔料を選び、ネットで泡立て、肌に圧を与えるようにして泡を押し込んでいくこと。

これだけで、洗顔時の摩擦は回避できます。

ポイント② 顔に泡を乗せる時間…長すぎていませんか?

優しく清潔にする洗顔方法の2つめのポイントは・・・

 

肌に泡をのせる「時間」。

 

泡洗顔のデメリットは、気持ち良くて洗顔時間が長くなってしまう事。

生せっけんは「ポフポフの泡に顔をうずめている時が至福。」と嬉しいお言葉もいただきます。

ただ、どんな洗顔料であれ、洗い過ぎが良い結果に繋がることはほとんどありません。

正しい時間で洗顔をすれば肌にとってメリットがたくさんありますが、顔に泡を乗せている時間が長すぎると、肌にとってはどんどんデメリットが増えてくるので気を付けてください。

 

乾燥肌さんの洗顔時間(泡を肌に乗せている時間)20秒。長くても30秒は絶対に超えないでいただきたいラインです。

緩い泡ではなく、濃密な泡で洗顔していただければ、短時間でも洗顔効果は充分です。

思っている以上に、泡の1つ1つが汚れを絡めとっています。

肌が元気な時は1分くらい泡を乗せていても大丈夫ですが、乾燥している時は30秒経ったらすすいでください。

ちなみにこの1分という時間は、ほとんどの洗顔料に共通する最長時間ですので覚えておくと良いです。

乾燥しているからと言って洗わないのはNG。

肌がゴワつくからと洗い過ぎるのもNG。

肌の状態に合わせて洗顔する時間を変える。

どうか、これを当たり前にしていただきたいと思います。

ポイント③ すすげた、と思ってからが本当のすすぎ

どうしても顔を洗う中で、多くの方が力を抜いてしまうのがすすぎ。私もその一人でした。

肌の上に泡がなくなったからすすぎ完了!と思ってしまいがちですが、実は泡がなくなってからが本番です。

パッと見、泡がなくなっていても、実際は毛穴や肌の表面には洗顔料や汚れがまだまだ残っている状態。

これを残したままにしておくと、洗顔料の界面活性作用でバリア機能は更に破壊されてしまいます。

石鹸の場合は大量の水を加えると界面活性作用が失われていく性質があるとは言え、やはり肌に残しておくのは良くありません。

 

では何回くらいを目安にすすげば良いのでしょうか?

肌を清潔にする為に必要なすすぎ回数は約30回です。

「そんなにすすぐの?!」と聞こえてきそうですが、おでこ、鼻、両ほほ、口まわり、顎、それぞれの箇所を各5回以上を目安にすすいでみると、あっという間に感じるかもしれません。

こだわった洗顔をしたとしても、すすぎによって無駄になってしまっては残念。

大切なのは、洗った後に洗顔料と汚れを落としきることです。

バリア機能が弱まって乾燥している時ほど、泡で洗っている時間よりも、すすぎの時間のほうを長くしてみてくださいね。

おすすめの洗顔せっけん

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生せっけん スティック オリジナル

まるで生クリームのような濃密泡で洗い過ぎから肌を守りしっかりと保湿します。

 

メイクや毛穴の汚れをしっかりと洗い流すことができ、角質層の保湿成分を洗い流さずに洗浄成分も肌に残留しづらいため、美肌を作り上げるための洗顔の原点を日々実践することができます。

 

CICA成分やティーツリーオイルが肌の鎮静と修復を助け、健やかな肌状態をサポートします。

 

→生せっけん

まとめ

肌に保湿力が戻ってくるのは ”ゆっくり”です

「摩擦レス」「時間」「すすぎ」をこの3つを意識するだけで、肌への負担は減り、肌が力を取り戻すための土台が出来上がっていきます。

残念ながら、今日やれば明日回復する!というものではないのが肌の仕組み。

若い肌でも数週間~1ヵ月以上かけてゆっくりと回復していくので、毎日の積み重ねが肌を育てる大切な一歩です。

 

スキンケアは、洗顔からがスタート。

 

鏡をみたとき、メイクをしたとき、いろんな場面で目にして触れる肌だからこそ、洗顔から丁寧に優しくケアしてあげてくださいね。

マスク生活が終わる日を楽しみに、正しい肌ケアをしながらうまく付き合っていきましょう!


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