夏の終わりのゴワつき肌に!W洗顔で「ほぐして落とす」角質ケア

公開日:2026年8月28日
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みなさん、こんにちは。洗顔研究家の松田理沙です。

「しっかり保湿しているはずなのに、なんだか肌がゴワゴワして硬い」 「いつもの化粧水が肌表面ではじかれて、奥まで浸透していかない気がする」 「鏡を見ると、顔全体がなんとなく暗く、くすんで見える…」

実はこれ、激しい寒暖差や夏の間に蓄積したさまざまな負担によって、肌の角質層が悲鳴をあげているサインなのです。

今回は、夏のダメージを受けた肌のメカニズムを紐解きながら、なぜ今「角質ケア」が必要なのか、そして大人肌を傷つけずにやわらかな素肌を取り戻すための「クレンジングミルク×生せっけん」を使ったW洗顔について、たっぷりとお話しさせていただきます。

なぜ夏の終わりの肌は硬く、ゴワついてしまうのか?

なぜ夏の終わりの肌は硬く、ゴワついてしまうのか?なぜ夏の終わりの肌は硬く、ゴワついてしまうのか?

夏の間の肌環境を振り返ってみてください。屋外に出れば強い紫外線とギラギラとした太陽の熱、吹き出す汗と皮脂。一歩室内に戻れば、エアコンによるカラカラに乾燥した冷気。私たちの肌は、一日のうちで何度も強烈なギャップに晒されています。

肌には、外部刺激から自らを守ろうとする防衛本能(バリア機能)が備わっています。強い紫外線や乾燥に晒されると、肌は「これ以上、内部の水分を逃がしてはいけない」「刺激を奥まで通してはいけない」と判断し、表面の角質をどんどん厚くしていきます。これが「角質肥厚(かくしつひこう)」と呼ばれる現象です。

本来であれば、古くなった不要な角質は「ターンオーバー(肌の生まれ変わり)」によって自然と剥がれ落ち、常に新しくやわらかな肌が表面に出てくる仕組みになっています。

しかし、ここで知っておいていただきたい重要な事実があります。

50代・60代のターンオーバーは「約90日」かかる

一般的なスキンケア本や情報誌では「ターンオーバーの周期は約28日(約1ヶ月)」と書かれていることがよくあります。ですが、これは主に20代前半までの理想的なサイクルです。

年齢を重ねるにつれて、肌の新陳代謝のスピードはゆるやかになります。特に50代・60代の大人肌においては、ひとつのサイクルが完了するまでに「約90日(約3ヶ月)」という長い時間が必要になります。

夏の始まり(6月頃)に受けたダメージによって厚くなった角質が、ターンオーバーの乱れや遅れによって排出されず、8月下旬の今、まさに肌表面に溜まりに溜まって固くなっている——。これが、今みなさんが感じているゴワつきやくすみの正体なのです。

90日かけてじっくりと生まれ変わる大人肌だからこそ、短期間で結果を求めて焦ったり、間違ったケアで傷つけたりすることは絶対に避けなければなりません。

絶対にやってはいけない!大人の角質ケア「3つのNG」

絶対にやってはいけない!大人の角質ケア「3つのNG」絶対にやってはいけない!大人の角質ケア「3つのNG」

「ゴワつくから、手っ取り早くツルツルにしたい!」

そう思って、ついつい力任せなケアに走ってしまう方がいらっしゃいます。しかし、デリケートな大人肌にとって、強い刺激を与えるケアは逆効果になりかねません。特に以下の3つは今すぐ見直しましょう。

NG 1:スクラブやピーリングで「ゴシゴシ削り落とす」
粒子が入ったスクラブ剤や、酸で角質を溶かす強めのピーリングは、一時的にツルツルになったように感じられます。しかし、必要な角質まで剥がしてしまったり、目に見えない微細な傷を肌につけてしまったりします。バリア機能が低下し、かえって乾燥や肌荒れする原因になります。

NG 2:洗浄力の高すぎるクレンジングで「皮脂を奪い去る」
ベタつきや皮脂汚れが気になるからと、オイルクレンジングなどでゴシゴシ洗い、肌に必要な潤い(皮脂膜)まで根こそぎ奪い去ってしまうケアも危険です。肌は「油分が足りない!」と勘違いし、余計に皮脂を分泌させたり、自衛のために角質をさらに硬くしたりしてしまいます。

NG 3:熱いお湯で洗い流す
シャワーのついでに、40℃以上の熱いお湯で顔を洗っていませんか?熱いお湯は肌のうるおい成分であるセラミドや保湿因子を溶かし出してしまうため、洗顔後の猛烈な乾燥と角質の硬化を引き起こします。

大人肌の角質ケアに必要なのは、無理やり「削る・溶かす」ことではありません。硬くなった角質をやさしく「ほぐし」、不要な汚れだけを吸着して「落とす」という、引き算の思考なのです。

理想のダブルアプローチ:「クレンジングミルク」×「生せっけん」

理想のダブルアプローチ:「クレンジングミルク」×「生せっけん」理想のダブルアプローチ:「クレンジングミルク」×「生せっけん」

では、具体的にどのようにして角質を「ほぐして落とす」のでしょうか。

私が洗顔研究家として自信を持ってお勧めするのが、「クレンジングミルク」で角質をやわらかく整え、その後に「生せっけん」の濃密な泡で不要な汚れをやさしく取り去るという、二段階の洗顔ステップです。

このふたつのアイテムの組み合わせこそが、大人肌のバリア機能を守りながら、透明感のあるやわらか素肌へと導く最高の鍵となります。

Step 1:クレンジングミルクで「固くなった角質をやさしくほぐす」

Step 1:クレンジングミルクで「固くなった角質をやさしくほぐす」Step 1:クレンジングミルクで「固くなった角質をやさしくほぐす」

まず最初のステップは、クレンジングミルクを使った丁寧なクレンジングです。

クレンジングミルクは、水分と油分が絶妙なバランスで配合されているため、肌への負担が少ないのが特徴です。ミルクに含まれるエモリエント成分(油分)には、乾燥や紫外線でガチガチに硬くなった角質層にじっくり浸透し、内側から「ふっくらとやわらかくほぐす」という働きがあります。

ちょうど、固くなった焼き餅を温かいお湯に浸すとやわらかくなるように、ミルクの油分と水分が硬い角質を解きほぐしてくれるのです。

クレンジングミルクの正しい手技

1. 量は「さくらんぼ大」を惜しみなく使う
量が少ないと、手と顔の間に摩擦が起きてしまいます。少し多めかなと思うくらいの量(さくらんぼ1個分大)を手に取りましょう。

2. 手のひらで温めてから肌にのせる
冷たいまま肌に乗せるのではなく、両手のひらで軽く挟んで人肌程度に温めます。温めることでミルクの伸びが良くなり、肌へのなじみとほぐし効果が格段にアップします。

3. 「豆腐を撫でるような力加減」でなじませる
顔の中心から外側に向かって、大きな円を描くようにやさしく伸ばします。力は一切入れません。イメージとしては「崩れそうな柔らかい絹ごし豆腐を、指の腹でやさしく撫でる」くらいの力加減です。

4. 小鼻やアゴのゴワつき部分は指の腹で丁寧に
角質が溜まりやすい小鼻の脇や下アゴは、中指と薬指の腹を使い、小さな円を描くようにクルクルとなじませます。

5. ぬるま水でやさしく洗い流す
ミルクが肌の上でふっと軽くなり、オイル状になじんだらすすぎのサインです。ぬるま水で、擦らず肌を包み込むように丁寧に洗い流しましょう。

この時点で、肌を手で触ってみてください。すでに少し肌がやわらかくなり、水分を含んだような質感になっているのを感じていただけるはずです。

Step 2:生せっけんの濃密泡で「ほぐれた不要な角質を吸着・除去する」

Step 2:生せっけんの濃密泡で「ほぐれた不要な角質を吸着・除去する」Step 2:生せっけんの濃密泡で「ほぐれた不要な角質を吸着・除去する」

ミルクで角質をやわらかくほぐした後は、いよいよ「生せっけん」の登場です。

固形石けんの良さである清浄力と、生せっけんならではの保湿力を兼ね備えた大人肌の角質ケアにおいて唯一無二の存在です。

美容成分やハーブエキスを極限まで配合して作られた生せっけんは、一般的な固形石けんとは一線を画す「濃密でヘタリにくい弾力泡」を生み出すことができます。

ミルクによって浮き上がり、ほぐれた古い角質や毛穴の奥の汚れを、この生せっけんのキメ細かい泡が磁石のようにぴたっと吸着し、肌に負担をかけずに取り除いてくれるのです。

生せっけんの濃密クッション泡洗顔術

1. 泡立てネットを使って「りんご1個分」の泡を作る
乾いた泡立てネットに生せっけんを適量取り、水を加え空気を含ませるようにして丁寧に泡立てます。目標は、手を逆さにしても落ちない、ツノが立つくらいの弾力泡。大きさはりんご1個分が目安です。

2. 手ではなく「泡」を転がす
出来上がった泡を、まず皮脂分泌の多いTゾーン(額・鼻)に乗せます。手と顔の肌が直接触れ合わないよう、厚い泡のクッションを挟んで「泡そのものを転がす」感覚で全体に広げていきます。

3. 乾燥しやすい頬・目元は最後にさっと
ゴワつきやすいTゾーンやアゴには泡を少し長めに転がし、乾燥しやすい頬や皮膚の薄い目元・口元は最後に泡をさっと馴染ませる程度で十分です。

4. 泡パックとして「10〜20秒」置く
生せっけんならではのハーブエキスや保湿成分を肌に届けるため、顔全体に泡を広げたあと、10秒〜20秒ほどそのまま置く「泡パック」もお勧めです。贅沢なハーブの香りが包み込み、心までほぐれる時間になります。

5. 30~32℃前後のぬるま水で丁寧にすすぐ
すすぐ際の温度は「30~32℃」。皮膚温度より少し低めの、手で触って「少し冷たい」と感じるくらいの温度です。シャワーを直接顔に当てるのはNG。手のひらに溜めたお湯で、20回以上丁寧にすすぎ残しのないよう流します。

毎日続けることで、90日後の素肌に嬉しい手ごたえが待っています

毎日続けることで、90日後の素肌に嬉しい手ごたえが待っています毎日続けることで、90日後の素肌に嬉しい手ごたえが待っています

クレンジングミルクで「ほぐし」、生せっけんで「やさしく吸着して落とす」。

洗顔を終え、清潔なタオルで顔をポンポンと押さえるように水分を拭き取ったあとの肌を、ぜひご自身の手のひらで確かめてみてください。

「あれ? 私の肌ってこんなに柔らかかったっけ?」

思わず笑みがこぼれるような、しっとりと吸い付くようなモチモチ感と、洗顔前より一段明るくなったような肌の印象に気づかれるはずです。

古い角質や汚れがやさしく取り除かれた後の肌は、まるで喉がカラカラに渇いた砂漠が水を吸い込むように、その後に使う化粧水や美容液、乳液のなじみが劇的に変わります。高価な美容液を買い足す前に、まずは「洗顔」で肌の受け入れ態勢を整えてあげること。これこそが、賢い大人肌のスキンケアです。

冒頭でお話しした通り、50代・60代の肌のターンオーバーは「約90日」です。

今日からこのケアを始めたからといって、一朝一夕で全ての角質が生まれ変わるわけではありません。ですが、毎日の洗顔で無理なく不要な角質をほぐし落としていくことで、90日後、新しく生まれ変わってきた肌は、今よりもずっと健康的で、光をきれいに反射する美しい素肌へと育っていきます。

洗顔は、自分自身を大切にする「豊かな時間」

洗顔は、自分自身を大切にする「豊かな時間」洗顔は、自分自身を大切にする「豊かな時間」

忙しい毎日の中で、洗顔やクレンジングは「一日の汚れを急いで落とす作業」になってしまいがちです。

けれど、ほんの少しだけ立ち止まってみてください。

クレンジングミルクのやわらかなテクスチャーに癒されながら、一日の緊張をほどくように顔をほぐす時間。生せっけんの濃密な泡を泡立て、心地よいハーブの香りに包まれながら肌を包み込む時間。

それは単に汚れを落とすだけでなく、一日中がんばった自分自身をいたわり、丁寧に愛おしむための「豊かな時間」でもあります。

肌は、手をかけた分だけ、そしてやさしく接した分だけ、必ず応えてくれます。

夏の疲れを残したまま秋を迎えるのではなく、今日から「クレンジングミルク×生せっけん」のやさしい角質ケアを取り入れて、ふっくらとやわらかな理想の素肌を育てていきましょう。

みなさんの毎日の洗顔タイムが、心地よく幸せな時間となりますように。

監修者:
松田理沙
松田理沙 サイン

百貨店で美容部員として多くの素肌と向き合う中で、「与えるケアを頑張っても、なぜ肌は整わないのか。」という疑問を抱く。その答えを探し続ける中で、自身の経験や学生時代に訪れたタイでの体験から「素肌美の近道は、洗顔。」という考えに辿り着く。現在は、洗顔や素肌について研究を重ねながら、洗顔の大切さを伝えている。洗顔は、何かを足す前に、自分の素肌と向き合う時間。そんな考えを、一人でも多くの方へ届けることを大切にしている。

よくある質問(FAQ)


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