花粉やPM2.5などと並び、春の招かれざる風物詩となった黄砂。空が黄色く霞がかったりするアレです。
今回はその黄砂が招く肌トラブルと、その解決方法についてご案内してまいります。
「たかが砂」という考えは大間違いです
□ すっかり春の肌トラブルの原因として知られるようになった「黄砂」って?
黄砂はアジアの乾燥地帯から、はるばる偏西風に乗って日本へやってきます。“黄砂”という言葉を耳にするようになったのはつい最近のように思えますよね。
でも「春になると空に砂塵が舞う」という認識は、多くの歌で詠まれているように、古くから日本にあったようです。
古くからある自然現象ですので、私たちがコントロールできるようなものではありませんが、やっかいなのはその砂塵がトゲトゲしていたり(肉眼ではわからないレベルです)、最近では浮遊している間に有害物質が付着していたりすることで、様々なトラブルを引き起こす可能性があるということ。
本当にやっかい者・・・。
□ 肌への影響は?
そこで気になるのはやっぱりお肌への影響。
黄砂自体は鉱物なので様々な形をしています。1粒の大きさはおよそ2~6μm(マイクロメートル)、すなわち0.006ミリメートル以下とかなり小さい!
そして中にはトゲトゲと肌を刺激する形のものがあるとか・・・。お肌が敏感な方にはこれだけでもかなりのストレスになりますよね。
さらに有害物質の付着・・・。工業地帯で排出された大気汚染物質やバクテリアやカビなど、様々なものが黄砂を乗り物として日本にやってきているのが現実です。
これらがお肌に付着し、毛穴の中にまで入り込んできます。残念ながら影響がないわけがありません。
だからこそ洗顔です。
春は気温の変化や環境の変化などでホルモンバランスが崩れてしまったり、花粉やPM2.5なども多くなる、肌にとっては最もやっかいな季節です。
だからこそこの春から夏にかけてが、洗顔の質が問われる最も大切な季節と覚えておいてください。
春夏の洗顔が秋冬を決めます
内からも外からもお肌を不安定にしてくるやっかいな春。皮脂過多や化粧残りなどで毛穴が息苦しくなる夏。
この季節にどれだけ余計なものを毎日しっかりと落としてお肌をリセットできているかが鍵です。
肌自身に今の素肌がどういった状態なのかをきちんと認識させ、自己回復力を引き出す努力を出来ているかが、秋冬のお肌を決めていくと言っても過言ではありません。
代謝が活発な10代でしたら夏の終盤からでもリカバリーできるかもしれませんが、代謝が穏やかになる年齢になればなるほど、春夏のダメージを冬にまで持ち越してしまうことが多くなりますのでやっぱり注意が必要なんです。
□ こすらず吸着するにはホワイトクレイ
ホワイトクレイは天然の泥です。生せっけんはタイ・ロップリーの湖畔地帯で採取できる火山灰を多く含んだ天然泥を使用しています。
このホワイトクレイは多孔質といって、小さな穴が表面にたくさん空いています。アニメで出てくる三角チーズのような穴というと伝わりますでしょうか?(笑)
この穴に汚れや古い角質を“吸着”することが出来ます。黄砂はトゲトゲしている可能性があるので、極力お肌にくっ付いた状態でスライドさせず、吸い込んで洗い流したいのです。ホワイトクレイはそれを可能にしてくれます。
それでも洗顔時に強く圧迫すればせっかく汚れを落として綺麗なお肌にする為のホワイトクレイ自体が、黄砂と同じ刺激物としてお肌を痛めつけかねません。だからこそ、あの生せっけんのネバ~っとした濃密な泡が必要なんです。
あの泡が無いとホワイトクレイを存分に転がすことができませんし、ホワイトクレイが無ければあの泡の威力が半減してしまう。しっかりと黄砂などの汚れを落としてお肌をリセットするには、お互いが欠かせない存在になっています。
■ 春夏は複数回の洗顔が出来る石鹸を
今回の黄砂の影響に限らず、春夏は特に吹き出ものの元となる汚れが肌に留まりやすい季節です。
家の中でも外でも汗を分泌することが多くなり、エアコンの風に当たることで皮脂の分泌も多くなります。そして外出すれば黄砂や花粉が舞っているんです。
お肌の特徴は千差万別ですので、ルアンルアンでは「必ず朝晩2回洗顔してください!」と強く勧めることはしておりませんが、春夏は出来れば2回洗顔をおすすめしたいところです。
その為には汚れをしっかり落としてくれて、複数回の洗顔に変えても極力お肌に負担がかからない石鹸をお選びください。
与えるのはスキンケア製品に任せ、まずはしっかりこまめに落とす。これが黄砂の季節を楽しく過ごす為のポイントだと私たちは考えています。