

はじめて社会人として飛び込んだのは、今とはまったく畑違いのITベンチャーでした。
当時は、就職活動がとても厳しいといわれていた時代。
何十社もの企業を受ける中で、自分が「ここで成長したい」と思えた会社でした。
社会人としての経験はもちろん、ITについての知識も全くなく、
本当に、まっさらな自分で挑む新しいステージ。
不安に押しつぶされそうになる一方で、ここでなら自分も成長できるかもしれないと、期待でいっぱいだったことを覚えています。
新卒の私がはじめて担当させていただいたお取引先様では、パソコン周りの環境整備や設備の準備など、社員の皆さんが安心して仕事ができるようサポートする仕事を担当していました。
分からないことばかりでしたが、
任せていただいた以上、精一杯応えたい。
その一心で、一つひとつの仕事に向き合っていました。
お取引先様での業務を終えると会社へ戻り、その日の出来事を振り返りながら、次の日の準備をする。
何も分からない私に、先輩方は一つひとつ丁寧に仕事を教えてくださり、昨日までできなかったことが、少しずつできるようになっていきました。
気づけば帰りは終電になる日も多く、毎日があっという間に過ぎていきました。
それでも、できることが増えていくことは純粋に嬉しく、
「もっとできるようになりたい。」
その頃の私の頭の中は、仕事のことでいっぱいで、自分のことを考える余裕なんて、ほとんどありませんでした。


















